| ◇◆◇◆現場を知って設計のスキルUPを目指そう!◇◆◇◆ 2001年8月31日 vol 5 |
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| ・大量生産現場のお話 先日、ある大手メーカーの設計担当の方とお話しする機会がありました。 彼は非常に自社の今後の ”企業の力” について心配をされていました。 「今はまだ、従来のモノの考え方の延長で設計をしている限りはやっていける。 CADも有る、図面もデーターベース化されている。 でも、自社の製造ラインは、どんどん無くなり、海外生産へと切り替わって行く まだ、自社の海外工場で生産しているウチは生産情報が入ってくるが、 今後、コストの事を考えていくと海外の外注を使って生産をもう行い始めている。 そうすると、今度は現場の情報が何も入って来なくなる恐れが出ている。 その時、我々の後輩の設計者達は、新しいモノを設計し生み出していけるのか? 有る意味、これから「新しいモノを生み出せるか?」どうかが ”企業の力”になる のでは無いか? とおっしゃっていました。 今回は、ロットが数万〜数百万個と言うような「大量生産」のお話しを致します。 「大量生産」では、専用のNC機械や専用機を使って生産ラインを作ってから 大量ロット生産をして行きます。 5台〜10台、場合によっては10台以上を一人の技術者が操作しています。 そのためコストは一台当たりの一時間チャージを2500円〜1500円程度にでき ます。 品質管理技術が特に重要となって来ます、大量に同じ製品を、安定して生産すること を最大目標とします。品質はシステムの中で管理されていますので、システムや管理方法十分に検討してから生産をはじるため、属に言う「小回り」はききません。 「1個流し生産」で仕掛品や在庫を無くす事を考える必要が有ります。 小企業、零細企業の機械加工屋では10万個/月をこなす事はできません。 (設備をするにもリスクが大きすぎて、やはりできません) 専用機や専用ラインを作れる中〜大企業の加工屋の仕事です。生産形態は「1個流し」 による「かんばん生産」などでしょう。大量生産の量産効果は一般に月産1万個以上無いと出ない、と言われています。逆に言えば1万個以上あれば大きくコストダウンできると言うわけです。 月産が1万個を越えるようなモノは、常に生産方式を見つめ直す必要が有ります。 たった数秒の短縮でも、それを繰り返すことにより大きく利益率を上げていくことが 可能です。 これは加工現場だけでなく、設計者にも必要です。 設計の方のアイデアで材質や加工方法を変えて、利益をより高めていくことが可能で すから設計者のチエの見せ所でも有るのでは無いでしょうか? ポイント 日本は善くも悪くもこの「大量生産」で成功してきました。 しかし、今後はこれも難しいかも知れません、これからは従来にない発想が設計者に 求められていきます。 生産の基本=現場を知って、次なる発想をしてくれる設計者を製造業者は期待しているのです。
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