一粒の種から
人も企業も、慕われ頼られる存在に、日々成長してゆこう
2001年5月 第95号(有)大阪製作所社内誌

「欠けた人差し指」

「キッタ、ハッタの世界で生きている人々
           〜某ヤ○○屋さんの話ではありません」
 
  わたしの右手の人差し指は、
先端部分が少し欠けています。

他の人には見た目、ほとんど気づかれないのですが、ちょうど指先で物を挟むときに使う「指の腹」の部分
(指先の肉の厚いところ)が欠けて薄くなってしまっています。

12年前、冬の週末のある日の出来事でした。
(社内で大きな怪我をするのは、今までほとんどが週末です、皆さんもご注意を!!)

機械の段取りをしているときに、操作をあやまって指先を機械に挟まれてしまい、

  
あっ!しまった!

と思ったのでしたが、時すでに遅くて、
機械に指先の肉を取られてしまったのでした。
 欠けた人差し指

こんな時、外科の先生や、わたしの大〜い好きな看護婦さんって本当に、本当に、怖いんです。
局部麻酔をしてから、指先をタワシのような物でゴシゴシとこすりながら、
まるで他人事のように  
(まぁ、他人ですけど  (^_^;) )

「どうするかなぁ〜、肉を持って来て巻くか。もし巻けなかったら・・、切るかなぁ〜」
 だって・・

「オイッ!アスパラの肉巻きを作ってるんやないで!
        簡単に「切断」なんて言葉を使うな アホ!」
 と

のど元まで、声が出ていましたが、ここは30才を過ぎていた大人のわたしですから、
「お願いします、先生、後生ですから切断だけはやめてください!  _(_^_)_ 」
 と子供のように 泣きながら お願いしました。 (;_ ; )

おかげさまで、現在は、小さな物がつまめない位で、不自由無く生活をしています。


今日は、冗談半分に、私自身の指の怪我について書きましたが、「モノ作り屋の世界」ではなにも珍しい
出来事では有りません。

真剣にモノ作りに携わったことのある人なら、運良く大きな怪我は無くても、小さな怪我はしょっちゅうですし
ハッ!とするような事は一度や二度では無いはずです。

「モノ作り屋」の現場は、有る意味、
毎日が、真剣勝負の連続です。 

少しの油断が本当に取り返しの付かない事にさえなってしまうかも知れないのです。

わたしは、これからも、この
「欠けた人差し指」と 一生つき合って行くことになります。

形がおかしく、時として、自分の思いどうりにならないことも有ります。 しかし、わたしの…、
生涯を通じた「モノ作り」の・・。 
大切な、大切な相棒なのです。