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2002年5月20日、「今、製造現場は」日刊工業新聞より ”不良ゼロ”作戦展開 アルミステンレス切削加工の大阪製作所は「亡くなった職人の遺志を無駄にはしない」との思いを胸に全員で不良品の撲滅運動に取り組んでいる。 最終的に品質を確認していたベテラン職人が昨年亡くなって不良品が多発、納入先に迷惑をかけた。 「これでは故人に会わす顔がない」と一念発起し ”不良ゼロ作戦”を始めた。 きっかけは01年8月に自他共に認める”旋盤の渡り職人”藤川重信さんが病気で亡くなったことだ、享年69才。 藤川さんは現場にこだわりいくつもの工場を渡り歩き「自分の仕事に誇りを持った人だった」と後藤社長は語る。 藤川さんの死後、品質確認は工場のみんなで分担したが不良品の見逃しが続発、納入先を回る日が数ヶ月も続いた。 (中略) 運動はまず工場の整理整頓から始めた。 「品質を向上させるためには、気持ちの持ち方が最も重要だと気づいた」からだ。 また、検査を各工程ごとに時間をかけて行い、不良品は減少していった。 こうした一品料理加工は半導体製造装置向けだが同社ではこのほか自動車部品の加工も手がけている。 小型部品ながら一日1000個以上を加工する量産モノ。 今年1月に寸法が正しいかどうかをセンサーで読みとり正確であれば機械が動き出す「不良ゼロ」システムを稼働させた。加工が正確でないと収納箱が開かない仕組みになっている。 4月からは、半導体製造装置向けにも応用。 後藤社長は「納入先の業務の効率化で、品質保証は我々に任されるようになった。納入先との信頼関係で不良品を出すわけには行かない」と話し、亡くなった職人をしのびながら「不良ゼロ」作戦に力がこもる。 |