元祖マルチ職人 〜 池田 敏信
                難問に対する応用力は抜群

大阪製作所(大阪府八尾市楽音寺5-137、後藤良一社長、0729−41−1813)の
池田敏信(66)さんは、
旋盤20年を筆頭に自動盤を18年、さらにフライス盤、多軸ボール盤

「どの分野も標準以上の力量を持つ多能技能技術者」(後藤社長)と社内の評価も高い。

 「数値制御(NC)機以外はたいてい経験した」(池田さん)だけに、金属加工に関して幅広いキャリアとノウハウを誇る。
現在は主に研磨を担当しているが、旋盤以外にも
パートタイマーが使えるように単純自動盤3台、
ボール盤5台などの段取りも行うなど、
匠(たくみ)の技を管理業務にも生かしている。

半導体製造装置部品や理化学機器部品などを
製造している同社の部品加工は、
旋盤加工とマシニング加工、穴開け、研磨との
組み合わせが多い。
旋盤加工ではワークの歪みなど問題が発生する
ケースもあるが、旋盤も研磨も熟知している池田さんは、
後行程を計算しながら作業できるうえ、

難問に対する工夫力、応用力も抜群。

最近でも直径1ミリメートル以下のテーパー状の
穴の形状を変えずに研磨する作業で、
グラインダーで削った竹を工具と組み合わせて、
所定のスペックを実現した。


    「技術に頂点はない」
           が口癖で、自らにも厳しい。
それだけに若い人にも「教わるだけでは進歩しない。よりよい加工を常に
自分の頭と体で追求し続けないと。作業マニュアルは8割は利用すべきだが、
残る2割は自分で工夫しないと」
ときっぱり。
平成11年 4月19日 日刊工業新聞

osaka-jp.netな人々へ                               大阪製作所のTOPへ